インタビュー
2023-8-9
吉報 vol.1「こぼす」主宰インタビュー
#吉報#鼎談
吉報の料金設定について
今回の公演は一般のチケットが2,500円なのに対して学生チケットは1,000円と、だいぶお安くなっています。 このような料金設定にした趣旨や意図をお聞かせください。
森: 若い世代へのアプローチを意識しているわけですよね。学生に特に観てもらいたい。
新宮: いろんな人に見てもらいたいけど。
岡本: 継続的にやろうと思ったら、ある程度お客さんが来て欲しいし、演劇を観る入口にしてもらいたいね。
森: どんな演劇を観に行ったらいいかわかんない人がいきなりどこかの劇団の単独公演を観るとなると、上演時間も長くて、料金もそれなりにかかる。 まずはお試し感覚で「吉報」にちらっと来てもらえればいいですね。あと演劇を始めたいと思ってる学生とか、活動していくきっかけにもなってくれるといいですね。
新宮: 僕が高校生、大学生の時も学生料金がいくらかっていうところで、観に行くところを決めたりとかしたりしてたし。観ることで参考にしてもらえたらなと。自分たちでいうのはおこがましいですけど。
森: 劇団を立ち上げて公演を打つってなると結構大変ですけど、こうやって広く連帯して気軽にやっていくやり方もあるっていうのも知ってもらえるといい気がします。
新宮: 僕らもちょっと前まで学生だったんで。
森: やっぱり学生料金には助けられましたからね、我々も。
各団体の特徴的な作品を一度に観れることが、学生のお客さんにとって創作意欲が湧くきっかけになるといいですね。
公演に向けた意気込み
最後になりますが、「吉報」の公演に向けて各々の団体の意気込みや注目してほしいポイントなどをぜひお聞かせ下さい。
では、喜劇のヒロインさんからお願いします。
新宮: 僕らの団体が上映する作品が『タラバガニは茹でてもヤドカリの仲間』というものなんですけど、まず最初にお伝えしたいのがこのタイトルの長さです。17文字ぐらいあって、それを堪能してもらいたい。
森: 劇中で堪能できるんですか?
新宮: まあこの言葉が出てくるかっていうと、ちょっと微妙なんですけど。まずはチラシで、その長さを堪能して欲しいです… まあほんとのことを言うと、出演者が3人以内という縛りの中で、かすがいさん、老若男女未来学園の小藤さん、山本さんのこの3人はもう何回か一緒に演劇作ったりしていて。 あと僕自身が短編の演出がめちゃくちゃ久しぶりなんで、すごいワクワクしながら、これ伝わるのかなっていうようなこととかをちょっと色々試し試しでやっているので、優しい目で観てください。
森: 喜劇のヒロインさんの名古屋での新作って結構久しぶりなんで、楽しみにしてるっていう声を方々で耳にします。
新宮: ありがとうございます、がんばります。
では劇団サカナデさんお願いします。
岡本: はい。僕たちが上演するのは『家は続く』というタイトルで家族ものですね。お母さんと娘の姉妹の3人芝居で、元々私小説的にというか、結構自分の体験をベースに家族ものを書こうみたいなのが発端でスタートしました。 実際に今回は役者さんが実際にその娘の年代、20代の俳優さんと、親の50代ぐらい年代の俳優さんなんですよ。 ちょっと前までに三重で演劇やってた時に一緒だった今泉さん、あと劇団員の七星さん、「HI-SECO」企画の時からずっと一緒に劇を作ってきた林さんの3人で、 自分のベースで書いたものに対して、子育てした経験がある人から親視点の意見をもらったり、姉妹ってこういう距離じゃないとかの話を聞きながら台本を直してって、自分一人じゃいけないところまでいくっていうようなところを目論んでやっているところがあります。 家族の問題って普遍的なものなんじゃないかなと思っていて、そこをちょっとじっくり書いてみようかなっていう感じで、それを面白がって見てくれたらと思ってます。解像度高く家族を書きたいということです。
新宮: なるほど。
森: 僕らは同世代の人とクリエーションすることが多いので、親目線の話とかのリアリティってすごい武器になりそうですね。
新宮: なかなか自分たちだけでは書きづらいですよね。
森: 想像じゃなく、リアルに描けるっていうのが。
岡本: 全く思いもしないようなことが出てくるから面白いしその感じが楽しい。僕も今まで上の世代の人を絡めていくことはなかったので、そこの挑戦的にやりたいのもあります。
では最後に老若男女未来学園、お願いします。
森: はい。僕らはいつも他とは違う変なことをやろうとしていて、演劇以外の要素というか、少しトリッキーな感じで。 映像を変な風に使ってみたりとか、そういうやり方を今までもやってきてるので、今回もちょっと見たことないだろうなというようなものにしようと思ってます。 まあ人によっては見たことあるかもしれませんけど。まずはそこが注目してもらうポイントなのかなって思います。 その上で作品を通して伝えたいこと、表現したいことがちゃんとあって、おっ!って思ってもらった先にそれが伝わって、劇全体の印象として残ればいいかなっていうふうに思っています。
ありがとうございます。それぞれの団体のやっていることは同じユニットの中でも共有されているわけではなくて、お互いに本番までお楽しみというわけですね。
それでは以上で吉報Vol.1「こぼす」についての対談を締めさせていただきたいと思います。来月の本番もよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
吉報の本番はもう目前に迫っております。皆様のご予約、心よりお待ちしております。
吉報 vol.1『こぼす』
◯日程
2023年8月
17日(木) 19:30
18日(金) 14:00/19:30
19日(土) 14:00/19:00
20日(日) 11:00/16:00
◯会場
ナンジャーレ
地下鉄亀島駅より徒歩6分・名古屋駅より徒歩10分
▽ご予約はこちらから▽
https://stage.corich.jp/stage_main/242495
※公演は終了しました